2025.11.17ブログ
自律神経の80%は“腸とつながっている

お腹を整えると、生活の質が変わる理由
季節が急に寒くなるこの時期、
「お腹が固い」「眠れない」「便秘が続く」という声がサロンでも一気に増えます。
これは自律神経が乱れることで起きるお悩みです。
実はこれ、偶然ではありません。
自律神経と“お腹=腸”は深くつながっているため、
急な寒さや気温の変動、ストレスの変化がそのまま腸に影響しやすいからです。
自律神経の80%は腸とつながっている
自律神経というと「心の緊張」からくると思ってる方も多いと思いますが
実はその情報の約80%が腸から脳へ送られていると言われています。
腸は“第二の脳”とも呼ばれるほど、全身のバランスを司る重要な場所です。
だからこそ、腸の動きが悪くなると
・気分が落ち込む
・眠りが浅くなる
・イライラしやすい
・疲れやすい
・便秘になる
といった不調が一気に重なって出てきます。
お腹が固い=交感神経(緊張モード)が優位になりやすい
この時期のお客さまのお腹に触れるととても硬くなっています。
実はこれ、
体が“戦闘モード”の交感神経が優位になっているんです。
本来、夜は副交感神経が働き、体が整う時間。
でもお腹が硬いと、
・呼吸が浅くなる
・心が常にざわつく
・寝つきが悪くなる
など、回復がうまくできなくなります。
最近のように急に寒くなった時期は、
体が冷えやすく、お腹の筋肉も緊張しやすいため
いつもよりお腹が硬くなる人が本当に多いのです。
寝不足・便秘が増えるのは“季節の影響”も大きい
気温差が激しい季節は、自律神経が乱れやすく、
・深い眠りに入りにくい
・腸の動きが低下する
・ガスが溜まりやすくなる
といった状態が起こりやすくなります。
更年期前後の年代はもともと自律神経が揺れやすい時期なので、
季節の変化を“ダイレクトに受けやすい”のも特徴です。
だるくて朝から動けなくなってしまったり、すぐ疲れやすくなったりしてませんか?
「なんか最近調子が戻らない…」
そんなときは、まずお腹の状態を見直してみてください。
今日からできる“お腹ケア”で自律神経が整う
自律神経を整えるには、難しいことは必要ありません。
まずは基本の3つから。
① お腹を柔らかく
へその周りを、手のひらでゆっくり円を描くようにマッサージ。
硬さがゆるむと、呼吸が深くなり心が落ち着きます。
② お腹を動かす
深呼吸だけでもOK。
特に息を吐くとき、横隔膜がしっかり動いて腸に刺激が入ります。
③ お腹を温かくする
カイロ・腹巻き・温かい飲み物などで、内側の冷えをとる。
一番簡単で、一番変わりやすい方法です。
自律神経が整うと、生活の質が変わる
お腹が柔らかく、よく動き、しっかり温まっていると
自律神経が安定しやすくなり、結果として
・眠りが深くなる
・朝の目覚めが軽い
・気持ちが整う
・疲れにくくなる
・便通が自然と改善
・体の巡りがよくなる
という“生活の質そのもの”が大きく変わります。
更年期の揺らぎが落ち着きやすくなる方も多いです。
更年期だからこそ、しっかりお腹ケアをしてください。
まとめ —— 冬に向けて“お腹を味方にする”ケアを
急な冷え・季節の変化・年齢による揺らぎ。
この3つが重なる今、体は思っている以上に負担を受けています。
「なんとなく調子が悪い」が続くときは、
まず お腹に意識を向けてみましょう。
自律神経を整える第一歩は、
実はとても身近な“お腹”から始まります。
